札幌マラソン
2007年 10月 08日
| ▼
久々のレース、しかも初のハーフということで朝から緊張していました。久々にいい緊張です。学生時代の大会の朝の気持ちを思い出しました。良いものです。10歳若返った気分になります。
朝食を妻の実家でいただき(しかも何も言ってないのに、義母がしっかりパスタを用意)、10時過ぎに真駒内入り。公園内では既に他のレースが行われていました。黙々とアップする人を横目に、とりあえず自分の居場所を探して彷徨いました。初めての大会でひとりとなると、ホント居場所に困ります。グループで参加している人たちは和気藹々と楽しそうです。とりあえずスタジアム内の観覧席の隅っこに座ることにしました。
フィニッシュのセキスイハイムスタジアムです。
スタジアムの外はランナーで溢れていました。
とりあえず膝がハーフに耐えれるのか不安だったので、少しでも膝を使わないようにアップはやめました。どうせスタート時はなかなか進まないわけですし、そこをアップに使えば丁度良いのではという素人考えからです。ボーっとしているとあっという間に集合時間10分前になりました。ジャージを脱いでバッグに詰め、荷物を預けようと荷物預かり所に行くと・・・スゴイ人です。とりあえず並びますがいっこうに前に進みません。時計を見ると、もう集合時間が過ぎています。スタートまであと20分です。荷物を預けるのを諦め、どうせ大したものも入ってないし(実際には携帯と、4万円相当のデジカメが入っていたのですが・・・)盗む奴もいないだろうとその辺に置くことにしました。列を離れるとどこかで見たことのある奴がトコトコ歩いてきました。大学の部活の同期のS、通称Mです。「相変わらずのんびりしてるねえ。スタートまでもう少しだよ」と声をかけると「どうしてここにいるの?」とびっくりした様子。彼は学生時代長距離専門だったのでいて当然ですが、短距離だった私がいることに違和感を覚えたようでした。とりあえず荷物を預けるのは時間的に無理だと話すと、彼もスタジアムの人目のつくところに置くことに同意しました。
彼はゼッケンが若く前の方からのスタートなのでここで別れ、私は急いで集合場所へ行きました。私は一番最後のブロックからのスタートになりますが、そのブロックだけでも千人以上のランナーがいるので出来るだけ早く集合会場へ行った方が良いのですが、すっかり遅れてしまいかなり後ろの方に並ぶことになってしまいました。
前に並ぶランナーの数に改めて圧倒され、これは自分がスタート地点にたどりつけるのは、何分後になることやらと愕然としているとピストルが鳴りました。その後チンタラとジョグをすること約2分でスタート地点を通過しました。その後ずっと下りが続きますが、詰まってなかなか思うようなスピードで走ることが出来ません。左側にポジションをとって時には歩道を走って前に進みました。中の島通のミュンヘン大橋辺りで家族+義母が応援しているということで、そのまま左側を走っていると姿が見えたので手を振ると向こうも気づきました。この5キロは自分のポジション取りに夢中でジグザグ走っては詰まっての繰り返しでそのことに気をとられていたらあっという間に過ぎました。心配していた5キロの関門も余裕でクリアです。
7~9キロはキロ5分とラップが上がりました。自分的にはこのペースは速いです。駅前通に入り気持ち良かったのでしょう。気持ち的にはこの後のことを考えて押さえようとしているのですが、自然とスピードが出ていました。ススキノに入りすぐ給水があることを忘れていて、給水所と反対側を走っていたのですが、慌てて逆側によって何とか水をゲットしました。危なかったです。しかし気持ちよく走れたのもここまででした・・・。
レース後半は南大橋から河川敷に入ります。学生時代は良く走っていた河川敷を懐かしみながら走る・・・余裕はありませんでした。軽い上りと強烈な向かい風・・・。ペースが落ちていくのが分かります。そして、1キロごとの距離表示が気になって「まだか、まだか」と気持ち的に辛くなってきました。14キロ過ぎのミュンヘン大橋下に家族+義母+義姉+姪っ子の応援があり、一度は気持ちを持ち直すも、その後の上り坂でまた凹みました・・・。
息子とハイタッチを交わす私(妻撮影)。21キロの間ずーっと家族の応援があったら2、3分は記録が縮まるでしょう。そのくらい家族の応援というのは元気がでます。いえ、家族だけではありません。沿道の応援は本当に力になります。しかし、河川敷に入ると応援もまばら。人に見られていないと緊張感もなく気持ち的に滅入ってしまいます(自分がだらしないだけなのですが・・・)。
河川敷が終わり真駒内公園内に入ると、体力の消耗に追い討ちをかけるかのような、アップダウンが続いてかなり堪えます。ダラダラと景色に変化が無いのもジャブのように効いてきます(まあ、景色を楽しむほどの余裕はありませんが・・・)。ラップも1キロごとに落ちていって、時計を見るのが辛くなってきます。歩くランナーもかなりいて、自分も歩きたい衝動にかられますが、ぐっと我慢します。そうかと思えば何かの拍子(大抵はスタイルの良い女性ランナーを前方に確認した場合)に元気を取り戻したりして「おっ、まだ行ける!」と思うのですが、その数分後にはまた足がぴたっと止まってしまったりを繰り返して何とかゴールにたどり着きました。
ゴールして、膝が何でも無いことに気づき、その代わり股関節がかなり痛くて蟹股歩きでドリンクをもらい、荷物の安否を確認しに行きました。すると、すれ違った女性と目が合い、その目がお互い離れません。それは学生時代の後輩でした。「何故いるの?」とお互い驚きつつ、着替えに行くという後輩と後で会う約束をして、荷物の場所へ。荷物は無事でした。中の携帯もカメラもあります。Mはとっくの昔にゴールしている筈でしたが、荷物があるところを見ると待っていてくれたのでしょう、しばらくしてやってきました。その後後輩も来て思い出話や近況報告と話に花が咲き、これだけでも出た意味があったなと思いました。
後輩は学生時代も中長距離でしたが、ダイエットが目的で6月くらいから走り始めたとのこと。タイムは私より10分も速く、ちょっと悔しかったです。学生のときは10代だった彼女ももう30歳になるといいます(私も同じだけ歳をとっているのだから当然ですが)。そのことに驚きました。しかし、彼女はいい意味で全然変わってませんでしたね。ということで、また大会で会うことを約束してわかれました。
15キロ過ぎからは、「もう、絶対に大会になんかでない!」と思いながら走って、ゴール後もその気持ちは変わりませんでしたが、そんな辛さも次の日には忘れるどころか、「まだ走れた」と悔しい気持ちに。ということで、もうひと頑張りしてみようと思います。
朝食を妻の実家でいただき(しかも何も言ってないのに、義母がしっかりパスタを用意)、10時過ぎに真駒内入り。公園内では既に他のレースが行われていました。黙々とアップする人を横目に、とりあえず自分の居場所を探して彷徨いました。初めての大会でひとりとなると、ホント居場所に困ります。グループで参加している人たちは和気藹々と楽しそうです。とりあえずスタジアム内の観覧席の隅っこに座ることにしました。
とりあえず膝がハーフに耐えれるのか不安だったので、少しでも膝を使わないようにアップはやめました。どうせスタート時はなかなか進まないわけですし、そこをアップに使えば丁度良いのではという素人考えからです。ボーっとしているとあっという間に集合時間10分前になりました。ジャージを脱いでバッグに詰め、荷物を預けようと荷物預かり所に行くと・・・スゴイ人です。とりあえず並びますがいっこうに前に進みません。時計を見ると、もう集合時間が過ぎています。スタートまであと20分です。荷物を預けるのを諦め、どうせ大したものも入ってないし(実際には携帯と、4万円相当のデジカメが入っていたのですが・・・)盗む奴もいないだろうとその辺に置くことにしました。列を離れるとどこかで見たことのある奴がトコトコ歩いてきました。大学の部活の同期のS、通称Mです。「相変わらずのんびりしてるねえ。スタートまでもう少しだよ」と声をかけると「どうしてここにいるの?」とびっくりした様子。彼は学生時代長距離専門だったのでいて当然ですが、短距離だった私がいることに違和感を覚えたようでした。とりあえず荷物を預けるのは時間的に無理だと話すと、彼もスタジアムの人目のつくところに置くことに同意しました。
彼はゼッケンが若く前の方からのスタートなのでここで別れ、私は急いで集合場所へ行きました。私は一番最後のブロックからのスタートになりますが、そのブロックだけでも千人以上のランナーがいるので出来るだけ早く集合会場へ行った方が良いのですが、すっかり遅れてしまいかなり後ろの方に並ぶことになってしまいました。
前に並ぶランナーの数に改めて圧倒され、これは自分がスタート地点にたどりつけるのは、何分後になることやらと愕然としているとピストルが鳴りました。その後チンタラとジョグをすること約2分でスタート地点を通過しました。その後ずっと下りが続きますが、詰まってなかなか思うようなスピードで走ることが出来ません。左側にポジションをとって時には歩道を走って前に進みました。中の島通のミュンヘン大橋辺りで家族+義母が応援しているということで、そのまま左側を走っていると姿が見えたので手を振ると向こうも気づきました。この5キロは自分のポジション取りに夢中でジグザグ走っては詰まっての繰り返しでそのことに気をとられていたらあっという間に過ぎました。心配していた5キロの関門も余裕でクリアです。
7~9キロはキロ5分とラップが上がりました。自分的にはこのペースは速いです。駅前通に入り気持ち良かったのでしょう。気持ち的にはこの後のことを考えて押さえようとしているのですが、自然とスピードが出ていました。ススキノに入りすぐ給水があることを忘れていて、給水所と反対側を走っていたのですが、慌てて逆側によって何とか水をゲットしました。危なかったです。しかし気持ちよく走れたのもここまででした・・・。
レース後半は南大橋から河川敷に入ります。学生時代は良く走っていた河川敷を懐かしみながら走る・・・余裕はありませんでした。軽い上りと強烈な向かい風・・・。ペースが落ちていくのが分かります。そして、1キロごとの距離表示が気になって「まだか、まだか」と気持ち的に辛くなってきました。14キロ過ぎのミュンヘン大橋下に家族+義母+義姉+姪っ子の応援があり、一度は気持ちを持ち直すも、その後の上り坂でまた凹みました・・・。
河川敷が終わり真駒内公園内に入ると、体力の消耗に追い討ちをかけるかのような、アップダウンが続いてかなり堪えます。ダラダラと景色に変化が無いのもジャブのように効いてきます(まあ、景色を楽しむほどの余裕はありませんが・・・)。ラップも1キロごとに落ちていって、時計を見るのが辛くなってきます。歩くランナーもかなりいて、自分も歩きたい衝動にかられますが、ぐっと我慢します。そうかと思えば何かの拍子(大抵はスタイルの良い女性ランナーを前方に確認した場合)に元気を取り戻したりして「おっ、まだ行ける!」と思うのですが、その数分後にはまた足がぴたっと止まってしまったりを繰り返して何とかゴールにたどり着きました。
ゴールして、膝が何でも無いことに気づき、その代わり股関節がかなり痛くて蟹股歩きでドリンクをもらい、荷物の安否を確認しに行きました。すると、すれ違った女性と目が合い、その目がお互い離れません。それは学生時代の後輩でした。「何故いるの?」とお互い驚きつつ、着替えに行くという後輩と後で会う約束をして、荷物の場所へ。荷物は無事でした。中の携帯もカメラもあります。Mはとっくの昔にゴールしている筈でしたが、荷物があるところを見ると待っていてくれたのでしょう、しばらくしてやってきました。その後後輩も来て思い出話や近況報告と話に花が咲き、これだけでも出た意味があったなと思いました。
後輩は学生時代も中長距離でしたが、ダイエットが目的で6月くらいから走り始めたとのこと。タイムは私より10分も速く、ちょっと悔しかったです。学生のときは10代だった彼女ももう30歳になるといいます(私も同じだけ歳をとっているのだから当然ですが)。そのことに驚きました。しかし、彼女はいい意味で全然変わってませんでしたね。ということで、また大会で会うことを約束してわかれました。
15キロ過ぎからは、「もう、絶対に大会になんかでない!」と思いながら走って、ゴール後もその気持ちは変わりませんでしたが、そんな辛さも次の日には忘れるどころか、「まだ走れた」と悔しい気持ちに。ということで、もうひと頑張りしてみようと思います。
by narayan2
| 2007-10-08 22:24
| ランニング
| ▲